【はじめての競馬】G1有馬記念2019|有力情報・傾向【予想の前に】

この時期になるとあっという間に過ぎてしまった1年を寂しい気持ちで振り返りつつ、年末の楽しみに思いを馳せたりしますよね。そうです、有馬記念がもうすぐそこまで迫ってます!

有馬記念といえば賞金がもっとも高いレースであり、売り上げでも日本一を誇る一大レースです。普段は競馬を見ることもない人でも、一緒になって馬券を購入するなんてことをよく耳にします。そんな人にもわかるように基本的なことから実用的なデータまでたっぷり詰め込んだ記事にしました。ぜひとも目次を利用してください。

有馬記念を見る前に!

有馬記念が誕生したのは1956年(昭和30年)で元々は「中山グランプリ」という名称でした。中山競馬場では最大の目玉レースが中山大障害で東京優駿(日本ダービー)などと比べると華がないというイメージだったので、当時の日本中央競馬理事長の有馬頼寧氏が中山競馬場にも華のある大レースを作ろうと提案したのが誕生のきっかけです。当時の競馬界ではなかったファン投票で出走馬を選出する方式が採用されていました。

誕生の翌年、創設者である有馬頼寧氏が第2回の中山グランプリ前に急逝してしまったため、その功績を称えて「有馬記念」へと名称が変更され、その後年末の風物詩として愛されるレースとなっていきました。どのくらい人気のレースかというと、日本競馬で1レースの最高売上額(約875億)でギネス世界記録に登録されるくらいです。

賞金

1着:3億円

2着:1億2,000万円

3着:7,500万円

4着:4,500万円

5着:3,000万円

レースの売上

2018年 436億6,403万9,500円

2017年 441億9,957万5,700円

2016年 449億257万2,000円

2015年 416億1,774万9,800円

2014年 388億2,561万8,100円

2013年 350億8,838万7,600円

2012年 333億182万3,800円

2011年 337億5,975万6,900円

中山競馬場へのアクセス

・JR西船橋駅からバスで約15分、徒歩で30分。

・JR船橋法典駅から専用地下道(動く歩道設置)で徒歩約10分。

・京成東中山駅からはバスで約10分、徒歩で約20分。

中山競馬場_アクセス

有馬記念はG1の中でもダービーに匹敵するほどの入場者数を誇ります。特に今年は3連休の中日ということで圧倒的混雑が予想されます。昨年は10万人を超える人が来場しているので、足を運ぼうとしている人はそれなりの覚悟と準備をしていきましょう。絶対に車で行くことのないように!公共の交通手段で行くことをおすすめします。会場はとても寒いので防寒対策も忘れずにしましょう。

入場料:200

開門:時間900分(混雑状況などにより変更あり)

発売:原則として930分から(前日発売は1700分まで)

一部の投票所では920分から発売

現地で競馬を100倍楽しむためのアイテムの紹介をしているので、ぜひ見ていってください!

中山競馬場指定席

現地での観戦を考えている人は指定席も一度考えてみてはいかがでしょうか。意外と知らない人が多いですが、一度行ってみることをオススメします。

A-Seat(スタンド3階)

2人掛けで指定席の中では一番ゴール板に近い席となっています。7インチのモニターとコンセントが各席に設置されているので、不便を感じることもありません。一番熱くなれる席であることは間違いありません。ネット予約だけではなく当日発売もしています。

K-Seat【+i】(スタンド3階)

1人掛けの席でありながらかなりゆったりとした広さを持っています。各席にi-Seat端末が設置されており、ICカードを利用してキャッシュレスで投票することができます。馬券購入に立ち上がる必要もないので、終日楽しんでも疲れることも少ないでしょう。また。レース実況やパドック動画、オッズや馬体重などの競馬に関する基本情報や投票に役立つ情報を自分の席で全てチェックすることができるので、最高の休日を過ごすことができると思います。

詳細はこちらでご確認ください。

周辺駐車場情報 料金2,000円

※パークウインズ時(場外発売時)1,000

JRA直営駐車場のほか民間駐車場があります。

駐車可能台数は1,200台。車で行く=停められる とは限らないので注意が必要です。また、周辺の道路が超混雑するので、公共交通機関のご利用を強く強くおすすめいたします。JRA直営駐車場のほかに民間駐車場もあります。

コース紹介

中山競馬場中山 2,500m

3コーナーの手前からスタートし、芝・2,500m内回りを走ります。ホームストレッチで2.2mの勾配の坂を上り、そのまま1コーナーを超えるまでゆるい上りが続きます。向正面はゆるい下りで3、4コーナーはほぼ平坦な道が続きます。ラストに1度上っている急勾配な坂をもう一度走らないといけません。そのため道中で消耗しない操縦性の高く器用な馬とラストの直線で足を使える馬が好走するコースといえます。

データで見る傾向と対策

何事においてもデータと傾向が大事です。初めて有馬記念に臨む人も毎年参戦している人も過去から得ることは多くあると思います。全てというよりは有効なデータを厳選して載せています。基本的なことから地味なものまであるかと思うので、自分の重要視している部分をご活用ください。

人気投票結果

順位 馬名 得票数 性年齢 調教師名
1位 アーモンドアイ 109,885 牝4 国枝栄
2位 リスグラシュー 94,357 牝5 矢作芳人
3位 キセキ 93,224 牡5 角居勝彦
4位 サートゥルナーリア 83,491 牡3 角居勝彦
5位 ブラストワンピース 75,047 牡4 大竹正博
6位 フィエールマン 68,451 牡4 手塚貴久
7位 ワールドプレミア 67,887 牡3 友道康夫
8位 スワーヴリチャード 61,599 牡5 庄野靖志
9位 レイデオロ 60,594 牡5 藤原和雄
10位 ワグネリアン 58,115 牡4 友道康夫
11位 ラッキーライラック 49,732 牝4 松永幹夫
12位 アルアイン 46,494 牡5 池江泰寿
13位 シュヴァルグラン 39,831 牡7 矢作芳人
14位 オジュウチョウサン 36,467 牡8 和田正一郎
15位 ラズオンリーユー 33,392 牝3 矢作芳人
16位 ダノンプレミアム 27,764 牡4 中内田充正
17位 ヴェロックス 26,578 牡3 中内田充正
18位 アエロリット 26,180 牝5 菊沢隆徳
19位 クロノジェネシス 25,048 牝3 斉藤崇史
20位 ユーキャンスマイル 24,606 牡4 友道康夫

配当

年度 単勝 馬連 馬単 3連複 3連単
2018 890円 940円 2,400円 4,910円 25,340円
2017 190円 3,170円 3,810円 5,420円 25,040円
2016 260円 440円 770円 1,050円 3,940円
2015 1,700円 6,840円 13,780円 20,360円 125,870円
2014 870円 12,350円 21,190円 15,250円 109,590円
2013 160円 860円 1,020円 1,420円 5,240円
2012 270円 3,730円 5,200円 4,020円 24,250円
2011 220円 3,170円 3,650円 24,290円 78,260円
2010 840円 550円 1,640円 11,610円 60,770円
2009 400円 740円 1,510円 5,460円 18,890円
2008 260円 29,490円 33,490円 192,500円 985,580円

配当で見ると人気馬が馬券に絡みつつも毎年ダークホースがひょっこり現れているということがわかります。大荒れしたのは2008年以来ありませんが、読みづらく年末に盛り上げてくれるレースといえます。

人気・オッズ

単勝人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 11-4-1-4 55.0% 75.0% 80.0%
2番人気 3-3-2-12 15.0% 30.0% 40.0%
3番人気 2-1-4-13 10.0% 15.0% 35.0%
4番人気 2-2-1-15 10.0% 20.0% 25.0%
5番人気 0-2-1-17 0.0% 10.0% 15.0%
6~9番人気 2-4-7-67 2.5% 7.5% 16.3%
10番人気以下 0-4-4-111 0.0% 3.4% 6.7%
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 複勝率
1.9倍以下 4-2-0-1 57.1% 85.7% 85.7%
2.0~2.9倍 7-2-0-2 63.6% 81.8% 81.8%
3.0~4.9倍 2-2-3-9 12.5% 25.0% 43.8%
5.0~7.9倍 1-1-3-13 5.6% 11.1% 27.8%
8.0~14.9倍 3-4-2-33 7.1% 16.7% 21.4%
15.0~19.9倍 2-1-3-21 7.4% 11.1% 22.2%
20.0~49.9倍 0-5-7-60 0.0% 6.9% 16.7%
50.0倍以上 1-3-2-100 0.9% 3.8% 5.7%

1番人気の成績は優秀です。大きく荒れた年でも1番人気が3着以内に入ることがあり、主にヒモ荒れを狙うのがセオリーとなります。

枠順

枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 4-4-1-23 12.5% 25.0% 28.1%
2枠 2-3-4-25 5.9% 14.7% 26.5%
3枠 2-4-1-29 5.6% 16.7% 19.4%
4枠 5-3-3-28 12.8% 20.5% 28.2%
5枠 2-3-3-30 5.3% 13.2% 21.1%
6枠 2-1-4-33 5.0% 7.5% 17.5%
7枠 1-1-3-35 2.5% 5.0% 12.5%
8枠 2-1-1-36 5.0% 7.5% 10.0%

コース的に外枠が不利です。2007年以降は14番枠から外は勝ち馬が出ていません。内目の後入れ偶数枠の2、4、6番は穴馬の好走も見込めるデータとなっています。

血統(過去5年)

種牡馬 成績 勝率 連対率 複勝率
ステイゴールド 10-13-11-61 10.6% 24.5% 35.1%
ハーツクライ 4-6-7-46 6.3% 15.9% 27.0%
ディープインパクト 6-2-5-46 10.2% 13.6% 22.0%
キングカメハメハ 2-7-6-38 3.8% 17.0% 28.3%
キングヘイロー 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
ハービンジャー 3-0-2-10 20.0% 20.0% 33.3%
スクリーンヒーロー 2-0-1-3 33.3% 33.3% 50.0%
カンパニー 2-0-0-3 40.0% 40.0% 40.0%

2007年以降、サンデーサイレンス系が10勝を記録しており、3着以内の馬でサンデーサイレンスの血を持たなかったのは2008年2着のアドマイヤモナークと2011年3着のエイシンフラッシュの2頭のみです。もはや必須と言ってもおかしくないレベルです…

馬体重(過去5年)

前走の馬体重 成績 勝率 連対率 複勝率
470kg未満 0-0-0-21 0.0% 0.0% 0.0%
470kg以上 4-5-4-44 7.0% 15.8% 22.8%

近年は軽い馬が不調です。前走が国内レースでありそのレースでの馬体重が470kg未満の馬は強くても注意が必要です。

レース経験

経験の有無 成績 勝率 連対率 複勝率
あり 10-8-8-52 12.8% 23.1% 33.3%
なし 0-2-2-72 0.0% 2.6% 5.3%

前年以降のJRA右回りコースでのG1もしくはJpn1で3着以内を経験した馬が、過去10年の3着以内馬30頭中26頭存在します。経験のない馬は3着以内に5.3%でしか来ておらず、重要視していいデータのように思われます。中山、京都、阪神競馬場でG1好走経験を確認したいですね。

前走グレード

前走の条件 成績 勝率 連対率 複勝率
G1・Jpn1 9-8-9-80 8.5% 16.0% 24.5%
G1・Jpn1以外 1-2-1-44 2.1% 6.3% 8.3%

前走がG1・Jpn1出ない馬は3着内率8.3%と大きく苦戦しています。前走は大きなレースであることが勝つことの条件のようです。

2018年優勝馬

ブラストワンピース

調教師:大竹正博(美浦所属) 馬主:シルクレーシング

血統

父ハービンジャー   Dansili

Penang Pearl

母ツルマルワンピース キングカメハメハ

              ツルマルグラマー

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レース動画

2018年:ブラストワンピース

2017年:キタサンブラック


www.youtube.com

2016年:サトノダイヤモンド


www.youtube.com

2015年:ゴールドアクター


www.youtube.com

2014年:ジェンティルドンナ


www.youtube.com

2013年:オルフェーブル


www.youtube.com

2012年:ゴールドシップ


www.youtube.com

2011年:オルフェーブル


www.youtube.com

2009年:ドリームジャーニー


www.youtube.com

2008年:ダイワスカーレット


www.youtube.com

2007年:マツリダゴッホ


www.youtube.com

以下、動画リンクになっていますので、あの名シーンを振り返りたいと思う年を是非とも見て行ってください。

【2006年:ディープインパクト】
【2005年:ハーツクライ】
【2004年:ゼンノブロイ】
【2003年:シンボリクリスエス】
【2002年:シンボリクリスエス】
【2001年:マンハッタンカフェ】
【2000年:テイエムオペラオー】
【1999年:グラスワンダー】
【1998年:グラスワンダー】
【1997年:シルクジャスティス】
【1996年:サクラローレル】
【1995年:マヤノトップガン】
【1994年:ナリタブライアン】
【1993年:トウカイテイオー】
【1992年:メジロパーマー】
【1991年:ダイユウサク】
【1990年:オグリキャップ】
【1989年:イナリワン】
【1988年:オグリキャップ】
【1987年:メジロデュレン】
【1986年:ダイナガリバー】
【1985年:シンボリルドルフ】
【1984年:シンボリルドルフ】

筆者コメント

香港へ向かうとされていたアーモンドアイが発熱により急遽有馬記念へと変更したため、出走予定だったメンバーはピリつく展開になったと思われます。絶対強者を相手にどのように立ち回るのか、枠の発表が待ち遠しいですね。ただアーモンドアイにも距離と過去牝馬の成績不振という不安要素が残されているので、年末にこんなに面白い競馬が見れるのは最高ですね。自分は順当に1番人気から入ろうと思っています。では良いお年を!

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