クラレントが右前浅屈腱炎を発症、引退へ|競馬ニュース

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重賞6勝の成績を持つクラレント(牡8、橋口慎之介厩舎)が右前浅屈腱炎を発症し長期休養が必要であることが判明したため、現役引退の判断が下された。

同馬は父ダンスインザダーク、母エリモピクシーの血統で、兄弟にはサトノルパン、レッドアリオン、リディルなどの重賞勝利馬がいる。2011年に橋口弘次郎厩舎からデビューし、初戦を勝利で飾ると、2戦目GⅡのデイリー杯2歳ステークスでもそのまま勝利を納めた。GⅠでは白星はないものの2012年NHKマイルカップ、2015年安田記念では3着の結果を残している。この春も京王杯スプリングステークスで2着、安田記念で勝ち馬と0秒4差の9着と、重賞戦線で活躍していた。8歳になっても前線で走る姿に元気をもらっていた人も少なくないだろう。

重賞を6勝もしておきながら単勝オッズ1番人気になったことはない。しかし人気薄になった頃に勝ちを持ってくる高配当の使者として穴党にもファンが多かったようだ。怪我で引退のニュースに悲しみの声はたくさん聞こえてくるが、命に関わる怪我でなかったことが不幸中の幸いだと、ホッとしているファンもいる。

橋口調教師「父の厩舎から引き継いでからここまで頑張ってくれました。春もいい競馬していただけに残念です」

コパノリッキーが右ひざ関節炎発症、帝王賞回避

6月28日大井競馬場にて開催される帝王賞(ダート2000m)に出走予定であったコパノリッキー(牡7・村山明厩舎)が、レースに向けた追い切りを行おうとしたところ、膝裏に熱感があり故障が見つかったため、出走を回避することとなった。

前走のかしわ記念で勝利し、帝王賞は連覇がかかっていただけにやるかたないだろう。今回騎乗予定だった森泰斗騎手は、地方騎手の全国リーディングで1位のトップ騎手である。中央のジョッキーを地方代表で迎え撃つ、今1番勢いのある騎手なのだ。

かしわ記念で共に勝利を掴んだ武豊騎手は、ライバルの1頭であるアウォーディに騎乗予定。この2頭の白熱戦を期待していたファンも残念な気持ちでいっぱいだ。

馬主であるDr.コパも『無理はダメ、安全第一』とTwitterでつぶやきを残している。

村山明調教師「今朝8時ごろ、追い切りの馬の状態を確認して、右ひざの関節炎が判明しました。出走予定の帝王賞は出走を取り消します」




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