記事公開日:2020年11月18日
記事更新日:2020年12月1日
今回は川崎市多摩区を拠点としている
「ヴェントサッカー塾」を取材させていただきました。
多くのサッカースクールを取材してきましたが、コーチの実績と情熱の両立がここまで際立っているスクールはなかなかありません。
このエリアにお住いの方には間違いなくおすすめできます。
習い事の人気ランキングで常に上位に位置している「サッカー」について、お子さんが興味を持たれている親御さんはぜひご覧ください。
Contents
ヴェントサッカー塾

公園と河川敷から、世界基準のサッカーに近づく。
ヴェントサッカー塾は、未就学児、小学生、中学生を対象に、神奈川県川崎市を中心に活動しているサッカースクールです。
成長する過程の中で、プレイする環境も必然として変化していきます。
一人のプレイヤーとして常に機能しどのチームでも評価されるためには、「止める」「蹴る」「運ぶ」といった基本技術が必要不可欠です。
加えてサッカーの「原理原則」すなわち適切な判断力とプレー基準を身につけておく必要があります。
常にアップデートされるサッカーの世界基準を見据えながら、一緒に成長していきましょう。
サッカースクール概要
スクール名 | ヴェントサッカー塾 |
練習場1 | 橘公園 |
住所1 | 神奈川県川崎市高津区子母口565 |
練習場2 | 多摩川球’s倶楽部 |
住所2 | 神奈川県川崎市多摩区宿河原7-2328 |
ユニフォーム | 指定なし エリートクラスの試合時は貸出 |
年齢制限 | 中学生以下 |
無料体験 | あり |
代表/テクニカルディレクター | 名賀大輔 |
「どう声をかけたら響くのか」を常に意識
サッカーは人柄が現れるスポーツです。
普段の生活における姿勢や友人との関わり方がプレーに反映されるため、指導者は選手とのコミュニケーションはもちろん、保護者の方々との会話をしてより多くの情報を収集しています。
選手の成長に「どう声をかけたら響くのか」を常に考えなければなりません。
ヴェントサッカー塾は2016年の創立以来、「指導者と選手と保護者」のトライアングルバランスを重要視してきました。
指導者と選手と保護者の実直な人間性が合致して初めて、毎回のトレーニングが最大限の効果を発揮すると考えています。
「自分で考える」ための基盤を育む
赤信号は止まれ。青信号は進むことができる。
交通ルールのように、サッカーの世界にも「原理原則」が存在します。
ヴェントサッカー塾は、ゴールに迫るドリブルやボールを止めるトラップの技術同様、サッカーというスポーツの基礎認識を固めることが上達への近道と考えています。
繰り返し「原理原則」を個々の選手に伝えながら、「自分で考える」ための基盤を育んでいきます。
指導者プロフィール
【名賀大輔 Naka Daisuke】
1975年8月24日生まれ/広島県出身
ヴェントサッカー塾/SALTO代表/テクニカルディレクター
地元の広島県でサッカー指導を開始し、現在は代表を務めるヴェントサッカー塾をはじめ、様々なクラブやスクールで指導。
FCバルセロナ公認スクールのバルサアカデミーや、外部コーチを務めるCFG YOKOHAMAなどの活動を通して、海外遠征を定期的に経験。
ヨーロッパ、特にスペインを中心に、トップクラブの育成年代の選手のプレーを肌で感じ、そこで学んだサッカー文化やメソッドを生かして現在の指導にあたっています。
–指導経歴–
- 鴎州フットボールクラブコーチ
- 菅生SC外部コーチ川崎市宮前区トレセンコーチ
- Amazing Football Academy多摩校メインコーチ
- バルサアカデミー品川大井町校コーチ
- サッカーサービスアシスタントコーチ
- バルサアカデミーアジア大会2019(インド遠征)品川大井町校U−11ヘッドコーチ
- バルサアカデミー世界大会2019(スペイン遠征)品川大井町校U−10ヘッドコーチ
- REUNA派遣コーチ
- CFG−YOKOHAMAコーチ
- TEAM CLIO U−10オランダ・ドイツ遠征ヘッドコーチ(2019)
- TEAM CLIO U−12バルセロナ遠征アシスタントコーチ(2019)
- CFG YOKOHAMA インターナショナル・カルナバルカップ ヘッドコーチ(2020)
好きな選手
「アンドレス・イニエスタ」
好きな監督
「ジョゼップ・グアルディオラ」
練習場
橘公園
この橘公園で行うサッカースクールは「橘校」と呼ばれています。
ここでは主に火曜日と木曜日にトレーニングを行います。
火曜日には中学生スクール、木曜日にはキッズコースも実施しています。
住所:神奈川県川崎市高津区子母口565
多摩川 球’s倶楽部
多摩川の河川敷にあり、こちらは「多摩川校」と呼ばれています。
月曜日と水曜日に球’s倶楽部内のフットサル場で練習するのが基本です。
練習試合は土のソサイチグラウンドで練習を行います。
金曜日にはエリートクラスを開催しています。
住所:神奈川県川崎市多摩区宿河原7−2328
サッカースクールの練習風景
普段の練習風景や試合に参加した時の様子も合わせてご紹介します。
12/15(日曜日) Nextさんからのお誘いで、菊名さんとヴェントの3チームでTRMに参加しました。 1年生とキッズは今年度初試合。 よくよく聞くと、参加メンバー全員がチーム無所属…。 相手は、2年生1年生の合同チーム。 走る事だけでも…
Vent Soccer Cram Schoolさんの投稿 2019年12月15日日曜日
こちらは練習試合に参加した1年生とキッズコースの混合チームです。
試合の相手は1、2年生の混合チームだったので走ることだけでも差があったようですが、最後までボールを追いかけて戦う子どもたちの姿はとても眩しかったです。
笑顔でトレーニングに取り組む様子です。どんなことにも楽しく取り組む姿勢を応援したくなります。指導者たちによって、良い練習環境が整えられているんだなと実感しました。
6/14(木曜日) 本日はヴェントカメラマンが来てくれたので、キッズコースの写真アップします😀 この笑顔で永遠にサッカーしてほしいです。
Vent Soccer Cram Schoolさんの投稿 2019年6月13日木曜日
チームに分かれての練習です。この日はカメラマンが撮影に来ていたようで、子どもたちもどこかそわそわしているように感じます。(笑)
スケジュールと料金
土日を除く平日の夕方に練習を行ってます。
カテゴリーは未就学児のキッズコース、小学生コース、小学生の上級クラスのエリートコース、中学生スクールがあります。
週末には各カテゴリーで練習試合を行うこともあります。
練習の基本スケジュール
練習場 | カテゴリー | 時間 | |
月 | 多摩川 | 小学生 | 17:00〜19:00 |
火 | 橘公園 | 小学生 中学生 | 17:30〜19:30 17:30〜21:00 |
水 | 多摩川 | 小学生 | 17:00〜19:00 |
木 | 橘公園 | キッズ 小学生 | 16:00〜17:00 17:30〜19:30 |
金 | 多摩川 | エリート | 17:00〜20:00 |
※エリートクラスはU−10カテゴリーが17時〜18時半、U−12カテゴリーが18時半〜20時の間に練習を行います。
月謝一覧
スクール | 参加回数 | 月謝 |
橘校 | 週1回 | 6,500円 |
多摩川校 | 週1回 | 6,500円 |
多摩川校 | 週2回 | 9,500円 |
エリートクラス | 週1回 | 9,500円 |
無料体験レッスン実施中!お申込み方法
ヴェントサッカー塾では無料で体験レッスンを随時受付しています。
とにかくサッカースクールの雰囲気を感じるためにはまず無料体験ですからね。
申込方法
HPのお問い合わせフォーム(CONTACT)から必要事項を入力してください。
またメールでの申し込みも可能です。その場合は必要事項を記載してお送りください。
メール:ventosoccercramschool@gmail.com
- 保護者名
- 保護者名ふりがな
- メールアドレス
- お子さんの名前
- 学年お住いの場所
- 所属チーム
- お問い合わせ内容(体験レッスン)
- 体験の希望日
持ち物
- サッカーのできる格好
- 水筒
- サッカーシューズ
- 着替え
すね当てはあればでOK。入会後は必須アイテムですので、ご用意していただくことになります。
エリートクラス

◤エリートクラスの活動◢
エリートクラスは2020年1月に立ち上がった小学生向けの上級クラスで、技術的なトレーニングだけでなく選手として、人間としての成長を促しています。
ボールを受けるためのポジショニングやパスを受けた時のプレーの選択、ボールを出した後の動き方やサポートなど、常に成功率の高い判断が下せるよう、全員が理解できるまで細かく伝えることが大切です。
深い指導を行うため、U-10カテゴリーとU-12カテゴリーのいずれも20名程度の少人数制を採用。
選手のレベルを一定の基準に保つため、セレクションも実施しています。
エリートクラスでは仲間との競い合いを狙って、個々に課題や自主練の宿題を出しています。
また、現状に満足せず常に上のレベルをめざしてほしいので、エリートクラスの選手は1年ごとに再選考が行われます。
過去にはエリートクラスでチームを形成して大会に参加し、海外遠征なども実績もあります。
絶えず世界基準のサッカーと向き合い、自分の意思で考えられる選手を育成することを目指しています。
◤エリートクラスの選手たち◢
エリートクラスには、神奈川県の川崎市や横浜市だけでなく、東京都の大田区や品川区などからも小学生が参加しています。
一人のサッカー選手として成長するためには、しかるべき人間性が必要不可欠であり、普段のトレーニングに取り組む姿勢や試合における頑張りどころ、目標を持つことの大切さなども伝えることも指導者の仕事です。
常に世界基準のサッカーを意識してもらうため、エリートクラスの選手には「成長のための10の心構え」、親御さんには「保護者に求める5つの心構え」を求めています。
プレーヤーとしてだけではなく、仲間を思いやり、向上心を持ち続け、誠実で信念のある人間として成長していってほしいと考えているためです。
成長のための10の心構え
- 自ら手を抜かない(全力を出し切る)
- 自ら考える(自問自答する)
- わからないことは質問する
- 自分の意見ははっきり言う
- 仲間を尊重する(文句・悪口を言わない)
- 野心を持つ(レベルアップへの意欲)
- 積極的に行動する(準備・片付け)
- 競い合う(ピッチ内は仲間もライバルとみなす)
- 目標をはっきり持つ(短期・中期・長期)
- 言い訳しない(認める)
保護者に求める5つの心構え
- 選手の成長を見守る(手助けや口出しはNG)
- サッカーの準備等すべてを選手に任せる
- 他の選手と比べない(最も大切!)
- トレーニング中は選手に声をかけない
- 選手の話(意思と意見)を聞いてあげる
◤セレクションについて◢
エリートクラスのセレクションは不定期開催となっており、実施の情報はHPやヴェントサッカー塾のFacebookなどで発信しています。
また、通常のヴェントサッカー塾で練習し、成長度が高いと思われるお子さんにエリートクラスへの参加を推薦する場合もあります。
スクールの強み
アジリティー向上への取り組み
練習はサーキット式のアジリティー向上を目的としたアップトレーニングから始まります。
アジリティーとは
機敏さ、素早さ、敏しょう性といった意味を持つ言葉で、サッカーにおいては「試合中の状況に応じて機敏な反応ができること」というニュアンスで捉えてもいいかもしれません。
他のチームでも取り入れていないことをやることで、サッカーを通して基礎運動能力を上げることも目的としています。
実際に走るだけではなく、サッカーで必要なステップ、ダッシュ、ストップ、バランスをしっかりと融合して行なっており、2時間のスクールの枠の中で30分しっかりやることがスクールの特徴です。
実際、保護者の方々の意見でも、「子供の足が速くなった」「体力がついた」という声も上がっており、30分だけでも運動能力向上に繋がる基礎的な動きを取り入れることで、確実に効果が現れているのです。
徹底的な基礎作り「観る力」の向上
特に小学生までは基礎が大切です。
「止める」「蹴る」「運ぶ」の基本技術を体得すれば、疲れていても相手のプレッシャーがあっても、プロの一流プレーヤーのようにトップスピードで正確にプレーできるようになります。
スクールでは精度の高いプレーを判断するために必要な「観る力」を高める練習を重点的に行います。
目を通して常に情報を脳に送りながら成功率の高いプレーを選ぶ習慣を徹底的に養うことで、高いパフォーマンスを発揮できるようにトレーニングしています。
またサッカースクールでの練習をゲームで占めてしまうことはありません。
ゲームの動きに集中してしまうと、それぞれのチームに帰ったときに違う動きになってしまう。
ここでは個人スキルをとにかく伸ばすことを意識しています。
取材を終えて
今回は2日間取材させていただきました。
人工芝のフットサル場で、子供たちが楽しみながら取り組んでいる姿が印象的でした。
強みにも取り上げさせていただいた「アジリティー」のトレーニングを、私も少し体験してみたのですが、正直キツイ。(笑)
子供と違って筋肉などが硬くなってきているので、負荷が結構かかりました。
逆に子供たちはまだ成長期なので、すべてにおいて柔らかい。
なのでバランスの取り方や身体の使い方が分かっていない子にとっては、とてもプラスになっていくと思います。
エリートクラスは個々の意識が高い。
一貫しているのは、「見る、動く、喋る」をしっかりやること。
通常クラスとは違い、楽しむ+もっとできる。やってやる。というのが伝わってきました。
一人ひとりに目が行き届く距離で、コーチが的確にアドバイス。
答えを言うことは簡単だが、それでは人は育たない。あえて答えを言わせチャレンジさせ、成功したら次。失敗したらまた考える。これの繰り返し。
技術を身に着けることは反復練習がとても大事になってくるので、どんどんチャレンジする姿勢を重視しているようです。
それぞれの感覚や練習を通して学んだことが自然とプレイに現れるまでには時間はかかるかもしれないですが、しっかりと頭で理解できるように落とし込むことに対しても際立っていると感じました。
また遠方から通っている子も本当に多いです。
名賀コーチの指導で上手くなりたい、上手くなれるという強い想いがあるから、ここに通っているんだと思います。
名賀コーチの実績だけでなくサッカーと子どもへかける情熱を目の当たりにして、私自身、子どもがいれば迷いなくこのサッカースクールを選ぶと思います。
まずは通常クラスで基礎からしっかりと学び、年々成長していき、エリートクラスでトップになり、プロへの礎にしてもらいたい。
そう思わせてもらえたスクールでした。
子どもたちはしっかりとした技術を身に着け、羽ばたいてほしいですね!
神奈川県川崎市多摩区について

細長い形をしている川崎市の最北端に位置する多摩区は、総人口221,833人で人口密度は多くもなく少なくもないちょうど平均くらいです。
多摩区はどんな特徴があるのでしょうか。
1.アクセスが良い
JR線と京王線の2線が走っており、移動が非常に楽です。この2線の駅間は比較的近いため、行きたい場所や混雑具合からどちらの線を利用するか決めて動くことも可能です。
都心までも30分前後です。例えば登戸駅からは新宿まで最短16分、急行でも24分ほどで到着します。
川崎方面へも電車で一本で出ることができるので、アクセスでストレスを感じることは少ないと思います。
2.豊富なスポーツ・レジャー施設
多摩区にはファミリー層に人気の施設が揃っており、遊ぶ場所に困らないエリアです。
テニスコートや野球場、ゴルフ場などのスポーツ施設、よみうりランドや藤子・F・不二雄ミュージアムなどのレジャー施設が充実しています。
子どもから大人まで楽しめる施設が多いのが魅力的です。
3.ベッドタウン向け
都心へのアクセスがよく、ファミリー層に人気の施設が揃っているということはすなわちベッドタウンに最適ということです。
登戸、向ヶ丘遊園、生田、稲田堤周辺は飲食店が多く、B級グルメの激戦区と呼ばれることもあります。
専修大学や明治大学、日本女子大学のキャンパスがあるので、学生人気の高いファミリーレストランやカフェなども多く見受けられました。
住宅街にファミリー層が多いため、治安は比較的良い方で一人暮らしでも安心できるエリア
4.大規模な商業施設は少ない
スーパーマーケットはありますが、大きくて安いスーパーマーケットはありません。
大規模な商業施設は新百合ヶ丘の方まで足をのばす人が多いようです。

小宮大輝(こみや ひろき)
1988.7.26 横浜市出身
中学校から本格的にサッカーを始めて、全てのポジション経験あり。最終的にはGKに。
高校~専門学校に進み、専門学校時代全国大会ベスト8進出。日本サッカー協会公認C級ライセンス保持。
選手歴:
フットサル選手(サテライト)、ビーチサッカー選手、現在神奈川県社会人サッカーチーム所属。
指導歴:
幼稚園~小学生対象サッカースクール運営経験あり。GKスクール、中学校トレセンコーチ、高校専属コーチ、専門学校監督経験あり。現在都内大学サッカー部コーチ兼務。